知識と行動力で 福寄せる!

スーパーウーマンはどこから

朱美さんは、夫が創業した不動産会社「桜コンサルタント」の経営をサポートする傍ら、社会保険労務士としても顧客を支える存在です。

さらに、地域の情報を発信するブログ「桜コラム」を執筆をするほか、家庭で役目を追えたひな人形を再利用して飾る「福寄せ雛」を刈谷で実現しようと多方面で奮闘するスーパーウーマンです。

今では豊富な知識や経験で周囲に頼られる朱美さん。実は二十歳の時に交通事故に遭い、「知識がなければ世の中では通用しない」と痛感しました。


今では豊富な知識や経験で周囲に頼られる朱美さん。

実は二十歳の時に交通事故に遭い、「知識がなければ世の中では通用しない」と痛感しました。

「保険会社や加害者の大人は何も知らない私にぞんざいな態度をとったの」

知識がなければ軽んじられる、知識があれば、誰かを守ることができる― 
悔しい思いを胸に、朱美さんは猛勉強して社労士の資格を取得しました。

不動産業界をポータルサイトが席巻すると、独学で会社のホームページを開設。

知識を得ることに貪欲であり続けるスタイルが確立していきました。

無謀でも首を突っ込む行動力

「30手前でジタバタしますよね」と、知識を身に付けるのに躍起になった時代を振り返ります。

夫が会社を創業した後もリーマンショックやコロナ禍など幾度の危機を経験しました。
夫婦二人三脚で乗り越え、「だいたい10年に1回、世界的に大変なことが起こるんだな」と、落ち着いて向き合うしなやかさを持っています。

情報があふれる現代社会で、朱美さんは正しい知識の重要性をますます実感しています。
「ネットや動画をうのみにしてしまうお客さまも多いんですよ」と心配しています。


情報社会で正しい知識を得るためには、「実体験が一番」と考える朱美さん。
刈谷市内外のイベントや話題のスポットを実際に訪れ、写真とユニークなイラストを交えたレポートをブログで発信しています。

「一見、無謀に見えることでも首を突っ込む」をモットーに活躍の場を広げていき、今では地域メディアでコラムを書くこともあるほど。

「興味があったから名刺にWEBライターって書いたのが最初。名乗ることから始めたら(ライターに)なれちゃった」という大胆な一歩からでした。

次なる挑戦 福寄せ雛

子どもの成長や住宅事情の変化で飾られなくなったひな人形に、アレンジを加えてユーモアたっぷりに飾る「福寄せ雛」。

朱美さんは今、刈谷でこの展示を実現させようと奮闘しています。

数百体もの人形が並ぶため展示スペースの確保が難しく、民間プロジェクトであるため公共施設との交渉も難航。

それでも、これまで培った知識をフル活用して何度も協議を重ねています。

あまりの前途多難さに、「私、生き急いでるのかも…」と気が遠くなることもあるのだとか。

しかし、ひな人形たちの第2の人生が日の目を見る日を思うと、朱美さんに笑顔が戻ります。

協力してくれる地域住民たちも増えました。

「普段の生活では出会えなかった皆さんと出会えています。福寄せ雛を見てもらって、身近な人たちが『ちょっと幸せ』だって思ってもらえたらうれしい」

朱美さんの知識と行動力が、刈谷の街に新たな〝福〟を呼び込む日も遠くはなさそうです。

佐々木朱美さんとつながる